1.eGSとは
- 「eGS」とは何ですか?
- 愛媛大学では、2018年度から「科学技術振興機構」の採択を受け、科学的センスと国際的センスを備えた、グローバルに活躍しうる科学技術人材を育成するための学習プログラム「グローバルサイエンスキャンパス」を実施してきました。その総称として愛媛大学グローバルサイエンスキャンパス(eGS)と呼んでいます。過去の受講生の中には数多くの方が愛媛大学や県外の大学に進学されています。令和4年度以降も、愛媛大学や地域の企業の資産を活用し、優れた意欲・能力を有する高校生に対して、「基盤学習」、「展開学習」、「発展学習」などの学習プログラムが用意しています。
- どのような人が対象ですか?
- 2022年4月1日現在、高校、高専1年生〜3年生及び中等教育学校4〜6年生を対象としています。数学や理科が好きな人、科学技術に興味がある人、将来理系の職業に就きたい人など、自分の可能性を広げたい人はぜひ応募して下さい。
2.学習内容について
- どのような分野がありますか?
- 数学、物理、化学、生物、地学などいろいろな分野を学習します。講義等については、理学、工学、農学、教育学、医学、薬学などの専門分野の先生が担当しますので、皆さんの興味や知識を様々な専門分野からサポートいたします。
- 「基盤学習」とは何ですか?
- 受講を希望するすべての生徒の皆さんが受講することのできる講義です。講座内容は、愛媛大学を中心に「地方創生分野」、「先端科学分野」、「世界基準研究分野」「研究室見学」等の20以上の講座を用意しています。そのうち8講座を選択・受講しレポートを提出 (1講座は大学での1回分の講義に相当)していただきます。評価基準を満たせば、「基盤学習」受講で、高校生でも大学の単位の取得が可能です。また取得した単位は、愛媛大学入学後の卒業要件単位として認定されます。「基盤学習」のみ受講することも可能ですので、高校、高専3年生や中等教育学校6年生でも受講することができます。
- 「展開学習」とは何ですか?
- 講義、実験、レポート作成、ディスカッションで構成され、課外研究を行うために必要な基礎知識、先端科学、基本的な実験技術などを習う一方で、いろいろな疑問について考えたり、その解決法を考える研究学習です。「基盤学習」後、「展開学習」・「発展学習」に進むことができます(選抜有)。
- 「発展学習」とは何ですか?
- 受講生が主体的に研究計画を立案し、関連分野の先生によるアドバイス、指導の下に課題研究に取り組みます。課題探求能力やプレゼン能力なども養います。希望者は英語による授業、留学生や外国人研究者との交流、国外での共同研究などで国際性を養ったり、企業研修などによって科学技術と社会との関わりなどを学んだりします。
- 学習プログラムは、どこで、いつ、実施されますか?
- 「基盤学習」は対面・オンライン動画・動画配信・ハイブリッドに講義毎に対応しています。そのため、講義をオンラインで視聴することが可能ですので、遠隔地の受講生やその時間に対面で受講することができない生徒の皆さんに対応しています。
「展開学習」のほとんどは愛媛大学で実施されますが、「展開学習」、「発展学習」の一部(課題研究の発表会、留学生や外国人研究者との交流など)は学外もしくはオンラインで実施されることがあります。また「発展学習」以降の課題研究の受入れ研究室によっては、愛媛大学以外の場所で実施されます。
- 授業に出席できない場合はどうなりますか?
- 自宅や高校で自習できるように、授業の様子をインターネットやMoodleなどで配信する予定です。
3.募集について
- eGSには、どうすれば参加できますか?募集時期はいつですか?
- このホームページの応募フォームのページから申し込めます。今年度(令和4年)は令和4年5月2日から5月31日の間に応募できます。愛媛県および近県(香川県、徳島県、高知県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県)の高校(中等学校等を含む)に募集開始のお知らせをしますが、本ホームページをご確認ください。
- 愛媛県以外からも申し込みはできますか?
- できます。「基盤学習」の授業はインターネットなどを利用して学習することができます。
- 募集人数は?応募者が定員より多い場合はどうなりますか?
- 最初の応募の段階で選抜や定員はありません。希望する方が「基盤学習」を受講することができます(学校長の推薦書が必要)。「展開学習」以降は一次選抜によって約20人~40人が受講生となります。
- 受講生になるために成績などの制限はありますか?
- 高校の成績の制限はありません。
- パソコンを持っていないのですが、申し込めますか?
- パソコンが必要になることもあります。高校にあるパソコンなどを利用してください。
4.受講について
- 参加費用は必要ですか?
- 受講料は無料ですが、交通費は自己負担となります。
- 受講生全員が全ての学習プログラムを受けることができますか?
- 「基盤学習」は、受講生全員が受けることができます。
「展開学習」は、1次選抜によって選抜された約20~40人が講義を受けることができます。
「発展学習」は、2次選抜によって選抜された約10~15人が課題研究を実施できます。
- 授業に出席できないときはどうすればいいですか?
- 「基盤学習」の授業は対面やリアルタイムで受講できなくても、インターネットなどで受講することができます。
- 出席するときには予習や復習が必要ですか?
- 授業の内容を理解できるように、必要に応じて予習復習を行うことをお勧めします。